教会の響きと神様のトロンボーン
今日は響きの確認のため、カトリック泡瀬教会にてメンバー3人で音出しさせていただきました。やはりトロンボーンの響きには教会がしっくりくるし、よく似合います。
トロンボーンは「神の楽器」と言われています。15世紀頃に発明されたトロンボーンの前身サックバットは、スライド構造で半音階を演奏することが出来たため、合唱の伴奏楽器としてとても重宝され、教会音楽に欠かす事の出来ない存在でした。
教会音楽以外で使われるようになった18世紀にもトロンボーンはやはり宗教音楽のイメージが根強く、その純正律の響きの美しさ、合奏体となった時の他を圧倒するほどの音圧などから、神や超自然的なものを象徴する楽器として使用されました。
今回のプログラムではトロンボーンが誕生して間もない時代の作曲家マリーニやガブリエリの曲も演奏しますが、教会とルークの音楽がどう響き合うのか、私たちもとても楽しみです。
ルーク「聖なる焔の光」と命名した、目指す響きの原点と言える教会という場所での演奏をお楽しみいただけたら幸いです。
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