音楽を感じるという事
私たちはリハーサルで集まるとまず、各々に音出しをすると、バッハのコラール集から始めます。一度、全体を通し、何となく噛み合わなかったところなどを取り上げて、各々の役割や和音の構成などについて話し始めるのですが、時には頭で考えすぎて「音楽」をする事からどんどん離れていってしまう事が残念ながらあります😅
まず豊かな息があって、美しい音色があって、なんて当たり前の事をついつい隅に追いやって、頭で考えた「音楽ではないただの音」を並べ自分たちの居場所が分からなくなってしまうのです。
そんな時は誰かが「今の曲、歌いましょう」と声を掛け、実際に声を出し歌う、楽器で演奏するという事を何度か繰り返すと、さっきまでのあのがんじがらめの迷いは?というほどスムーズに音楽が進んでいきます。
「音を並べる事」ではなく「歌う事」を思い出す事で音色が生き生きとして、響きを持って混ざり合います。
今回の「秋の講習会」では普段私たちがリハーサルを通して感じる事、練習の方法、理論的な話しなど、進度を見ながらあらゆる角度からお伝えできたらと思っています。
そして皆さんにはこの機会に、学校のいう枠を飛び越え、同じトロンボーンという楽器を楽しむ仲間との出会いを楽しんで欲しいと思っています。
ぜひトロンボーンの魅力をみんなで体感しましょう♪
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